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注文住宅を建て終え、いよいよ完成間近。
待ちに待った新生活への期待とともに、引き渡しに関する不安も頭をよぎるかもしれません。
家の引き渡しは、人生における大きなイベントです。
スムーズかつ安心して進めたいと考える人も多いのではないでしょうか。
この記事では、注文住宅の引き渡し前に知っておくべき、具体的な流れとチェックポイントを分かりやすく解説していきます。
□注文住宅の「引き渡し」前後の流れ
注文住宅の引き渡しは、内覧会、引き渡し、引っ越しと、いくつかの段階を経て行われます。
それぞれの段階における具体的な流れやチェックポイントを理解することで、読者は引き渡しまでのスケジュール感と、それぞれの段階で注意すべきポイントを把握することができます。
1:完成した家をチェックする「内覧会」
建物が完成したら、内覧会(完成検査・施主検査)を行います。
内覧会は、引き渡し日の1~3週間前くらいに行うのが一般的です。
内覧会では、ハウスメーカーの担当者立ち合いのもと、次のような点をチェックしていきます。
1:新居の仕上がりが図面通りになっているか
2:壁紙に汚れや傷がないか、継ぎ目は目立っていないか
3:ドアや収納扉の建付の不具合はないか
4:床の傷やきしみ音はないか
見落としがないように細かくチェックしたら、結果を記録に残してもらいましょう。
もしも、不具合や図面通りではないところがあったら、引き渡しまでに修理してもらいましょう。
2:「引き渡し」で正式に「あなたの家」になる
引き渡し当日の詳細な流れは、次の章で詳しく解説しますが、引き渡しには5つの要素があります。
1:代金の支払い
金融機関で最終的な手続きを行い、住宅ローンが実行されて建築代金の残りを支払います。
2:名義変更
引き渡し日には建物の所有権が建築主に移ります。
家があなたの名義で登記され、客観的に所有者がわかるようになります。
3:補修状況の確認
内覧会で見つかった傷や不具合などの補修が終わっているか確認します。
4:建物の使用開始
玄関の鍵をもらって、家に自由に出入りできるようになります。
5:使用方法やメンテナンスの説明
設備の保証書や説明書を受け取り、使い方の説明を受けます。
3:引き渡し後に引っ越し
引き渡し日の午前中に銀行での手続きを終えて、午後に引っ越しをすることも不可能ではありませんが、かなりあわただしくなります。
一般的には、引き渡し当日ではなく、1~2週間後に引っ越しするのがおすすめです。
引っ越し日までの間に新居にカーテンや照明を設置しておいたり、さまざまな手続きを計画的に進めたりすることができます。
□引き渡し当日の流れと必要なもの
引き渡し当日は、銀行での決済手続き、建物の引き渡し、書類の受け渡しなど、重要な手続きがいくつかあります。
具体的な流れと必要な持ち物を解説することで、読者は当日スムーズに手続きを進めるための準備ができます。
1:銀行での手続き
引き渡し当日に、住宅ローンを利用する金融機関で「決済」の手続きを行うのが一般的です。
「決済」では、ハウスメーカーと金融機関の担当者が同席し、住宅ローンの融資が実行されて、建築費の残金を支払います。
具体的には、あなたの銀行口座に住宅ローンの融資金額がいったん入金され、すぐに引き出してハウスメーカーに送金する形式になります。
そのため、決済と言っても、その場で多額の現金を授受するのではなく、振込伝票などの書類上のやりとりになります。
なお、引き渡し前の「中間金」などを「つなぎ融資」で借りていた場合は、実行された住宅ローンでつなぎ融資が返済され、これ以降は住宅ローンのみの借入に一本化されます。
また「決済」には司法書士が同席し、不動産の登記のための書類を整えて、決済後に法務局に提出してくれます。
法務局では、「所有権の保存手続き」と「抵当権の設定」が行われます。
「所有権の保存手続き」とは、土地や建物の所有者が誰であるのか、登記簿に記載する手続きです。
「抵当権の設定」とは、住宅ローンの返済が滞ったときに備えて銀行が土地・建物に抵当権を付けるための手続きです。
なお、登記手続きは書類を法務局に提出してから1~2週間ほどかかりますが、書類を提出した日(決済日)に所有権は移転します。
最後に、登記費用、司法書士への手数料、税金の清算などを行います。
決済は金融機関や法務局が開設している平日に行う必要があり、1時間前後かかるのが一般的です。
2:引き渡しに必要なもの
引き渡しの手続きをするために、いくつか用意しておくものがありますのでハウスメーカーの担当者に確認しましょう。
必要とされる主な持ち物はこちらの通りです。
1:本人確認書類
2:住民票
3:実印
4:印鑑証明書
5:銀行届出印
6:登記費用
7:税金の精算金
登記費用や税金などは、必要な金額を事前に教えてもらえるので、現金で用意するか、決済手続きを行う銀行の口座に準備しておきます。
3:建物の引き渡し
建物の引き渡しでは、「傷などの補修状況の確認」、「鍵の受け渡し」、「設備の説明」、「保証書などの書類の受け渡し」などを行います。
□まとめ
注文住宅の引き渡しは、内覧会、引き渡し、引っ越しと、いくつかの段階を経て行われます。
それぞれの段階で、事前にしっかりと準備しておくことで、スムーズかつ安心して引き渡しを迎えることができます。
特に、内覧会では、細かい部分までしっかりとチェックし、不具合があればすぐに対応してもらうようにしましょう。
また、引き渡し当日は、必要な書類や持ち物を忘れずに準備しておきましょう。
これらの情報を参考に、万全の準備をして、新しい生活のスタートを迎えましょう。
当社は金沢市周辺で、自然素材を用いた健康重視型の住宅を手掛けております。
素材からこだわりたい方はぜひお気軽にお問い合わせください。
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